むかしむかし・・・・ 005

・・・それで、なぜ”印税”なのかという話だったのだが、失礼しました。
話は、楽器の方に行ってしまった。


清志のがギターを買う時は、必ず、この印税の時らしい。
「帰れない二人」という曲をご存知の方も多いと思う。陽水のアルバムに収まった曲で、実にこの曲は陽水と清志の共作であります。
陽水の大ヒットアルバム「氷の世界」が売れたお蔭で、清志にも印税は入ってきたのであります。

ちなみに、このアルバムではもう一曲「待ちぼうけ」という曲が、二人の共作であります。
アレだけ売れたアルバムである、ギターの一本も買うだろう。

・・・という話は、清志自信から聞いた。
阿部:「えっ!?? 金どうしたの??」
清志:「アルバムの印税・・・なのよ。」
阿部:「どのアルバム???」
清志:「アキミくんの”氷の世界”」
(清志は、時々、陽水をこの呼び方で呼ぶのです。)
陽水=アキミ・・・・、読めるわけでらありまして、本名の読み方は、”イノウエ・アキミ”である。


・・・なるほど・・・である。
私が参加して間もなく、清志は国立の西の方に一軒家を借りて引っ越した。
そこには、何度か遊びに行ったりした。
その時に、たしか、ギブソンES-130だったと思う。セミアコのレトロなデザインのギターもあった。
そのギターも、その前の年の印税で買ったとのこと・・・・。

アレだけ売れたアルバムである、そう安くは無い楽器の一本も買えるというもの。
しかも、どちらもビンテージの本物、時代モノである。