バンド→専属コンダクターへ

バンドで動いていた頃は、気の知れた仲間が旅の友。


そして、ジョージさんの後半から所謂”サシ”が始まった。
バンドを連れて行けない仕事に、私だけがついていくという事が始まった。

行った先に、地元のバンドが待っていて、一緒に演奏する。

今度は、譜面の説明、リハ、カウント出し・・・とてんてこ舞い。そう考えると、バンドの頃は、楽だった。

最初に、譜面をマネージャーが配り、それにしたがって、曲を説明する。
まっ、説明の必要は無く、まずは、一回やってみる。
”ベタ”で・・・。


そして、そこに松方さんの専属、真木ひでとさんの専属の仕事が入って来た。

大変なのは、最初の5・6回で、後は、マイナーチェンジ。
しかし、常に気を配るのは、”カンバン”の体調。

「風邪気味」なんかの時は、気を使う。
そういう時は、ブレスがきつくなるので、スローな曲は若干テンポ速め。アップテンポの曲は、若干テンポ遅め・・・に設定。

必ず、自分専用のモニターSpを用意してもらう。
バンドの人は、歌手の人の歌が自分のところのモニターに入ってくるのを、大体嫌がる。

私はといえば、歌手の人の歌の具合にあわせて”棒を振るの”で、Spは”命綱”。

そんな中、ドラムの人は歌を返して欲しがる。ついでに、ギターの音も、替えさせてもらう。
ドラマーの人が、譜面に釘付けになった時、私のキザミやメロを聴きながら、ドラムの人は自分の譜面に集中できる。

etc.....見たいな注意事項は、かなりある。