MilesとEvans

高校を出て、それまで吹いていたクラリネットにあっさりと別れを告げ、中学時代から弾いていたギターも、いつか自分の表現方法としてそれを託すものになり、尚美に進学して、まず、このアルバムが世のジャズに登場していた。


学校のすぐそばに、”スタンピート”というジャズ喫茶があった。
あの頃は、音楽を聴く手段として、ジャズ喫茶か、レコード屋か・・・だった。
学生では、経済的にレコードを買いあさる財力はない。・・・そして、一杯のコーヒーで何枚のアルバムを聞けるかのジャズ喫茶が唯一の情報収集の場所だった。

いきなり、このアルバムが飛び込んできた。


・・・もしくは”これ”。
ウェスは、喫茶っでどこでもかかってた。

そして、自分がそれまで聞き込んできたブルースのニュアンスの強いギタリストを探して・・・、

小遣いをためて、↑ バレルを買った。


話が、逸れたが、ビッチェズブリューのつながりで、

このアルバムも、今となっては自分の志向と繋がっている部分を感じる。



さて・・・・・、ここまでは、マクラグリンが”いる”わけだが、バッキングとソロの意味では、

・・・・がイイ。
 コージーとルーカスの対比。
 当時、ギターをSynthにつないで、独特のサウンドを繰り広げていたコージーと、フィラデルフィアのSoulシーンで"刻み続けて"いきルーカスのコンビネーションは、毎日のように聴いていた「メンフィス・アンダーグラウンド」での”ソニー・シャーロック”と”レジー・ヤング”のそれと妙に重なった。

またまた、本来書こうとした内容から逸脱。

もっと主流のJazzに近いものをと、友人の部屋で聞かされたのが・・・・

そして、自分では、これを買った。


「ギター」を聞く意味で、Jim Hallの弾いている

これと・・・。


後段の三枚に共通する人として、Bill Evansという人が浮かび上がって来る。
今思うに、この人の持ち込んだ”世界”は明らかにそれまでのJazzとは違う。


近頃、Evansのピアノを聴き直してみて、その「和声世界」が革新的であることに気が付く。
ある情報によると、ジョージ・ラッセルからの影響が、エバンスにあったと聞く。



暑い!!
世迷言のように、自分の趣味を書きたくる・・・まるで魘されたように・・・。
まっ、こんな事も、作品を作る合間の、自己触発としては良いのではないかと・・・・・。

お粗末。