”一段落”ついて、ふと振り返る・・・。

続:

そんな”尚美”をやめるきっかけは、ピアノの授業だった。
今更、自分の怠惰な性格、人に感化されやすかった性格を弁護する気もないが、あの頃、無性にギターを弾きたかった。

いくつかの”バンド”を掛け持ちしながら、”曲”を書く事も始めた。当然、「理論」の勉強は独学で続いた。

最初、学んだ和声理論の習作のための”メロディー”のモノが中心だったが、「いくつかのバンド」の中に、ロックバンドがあった。そのバンドでは、歌を歌える人間がいなかったので、本人の趣味・・・から、私が歌う事になった。


当然、自分で曲も書く事もはじめる結果になる。


”尚美”を中退して遊んでいるわけにもいかず、アルバイトで測量の作業の手伝いをやった。
 休日は、バンドの練習。

”秋川”を源流まで測量する作業に一夏かかったが、技師の人と、腰まで水に浸かりながらの作業もあった。


結果、溜まった金で、http://www.ne.jp/asahi/cloudland/abe/FenderStrato69.htmを買った。



目標としては、335が欲しかった。
確かに、今振り返ると、自分には、セミアコの方が良かったと思う。

しかし、バンドの仲間から、言いくるめられて、予算的に手の届くストラトに”転向”してしまった。
「人生の歯車」の”掛け違い”というのは、原因は間違いなく”自分”であると思う。

周囲、環境に左右される部分はあるが、大概は、「自分の意思の弱さ」が引金になる。


強い意志を持って生きる人に、”悔い”はない。
人の顔色を見ながら生きていた私には、”悔い”ばかりが残る。