一度書き出すと、”昔話”ばかりでなく、今の”日常”も書きたくなるものです。

内心は、「時間の無駄!」というササヤキも出て来るが、昔話は、一種「自伝」のようで、エッセイ(そんな格好のイイものではないが・・・)のようで。

 
 さりとて、「文字書き」はあまり得意ではないが、仕事にしていたのだから、かけないわけではないのかも知れない。


 この押し迫った年の瀬に、面倒な仕事が舞い込んだ。
タダの打ち込みのようで、それだけでもない。
ある韓国の方のCD制作だそうだ。しかし、予算は無いわけで、”打ち込みベース”に「歌入れ」で仕上げようと言うことらしい。


 当然、いつもの相棒”Mac G4”と、SD-80を主力とする音源+生の音を混ぜる・・・という手法である。

 面倒な仕事が始まる前には、必ず、"Mac-G4"にしてもシステムから入れ替える所から始める。今、手元には、「OS 10.3」と「OS 10.4がある」。そして、デジパフォは、「3.0」と「4.0」それに、「5.0」のインストールディスクがある。

 Systemと、デジパフォのそれぞれのバージョンの相性というのは微妙に違う。
いわば、何種類ものシーケンサーがあるようなものである。
 そして、新しいバージョンのものは「スイッチ」の数も増えている。
・・・そんな感じである。いわゆる”Interface”と言うもので、Versionが違うと、スイッチの位置も変わってくる。・・・という、そんな感じである。

 この微妙な違いが、やはり大きな違いとなって、作業を進めるに従い自分の前に「壁」となってくる。


そんなことに”日がな”取り組んでいる所に、又別の仕事の電話。
40代の頃に、大阪ABC放送のアレンジをやっていたことがある。その時のプロデューサーの方から、久々の電話。
 企画を立てている段階なのだが、今の”制作料”を教えてくれと言う。
まぁ、ありがたい話ではある。昔の仕事の内容が、ある人の中に残っていた。話だけで終わったとしても有難い話である。


・・・あの時、
10曲を、東京・芝にあるABCのスタジオで録った。
結局、一日で終わらず、ホテルを取ってもらって、次の日にTDをした。
その時のモノは、無事放送されたらしい。
私の住んでいる東京では、聴くことは出来なかった。



その翌年だったか、
その後、名古屋で公開録音というスタイルで、タレントの人のオリジナル曲を、Saxの「マルタ」さんのバンドでやった。当日は、私もガット・ギターで参加した。
得がたい経験となった。



話は、”Mac”の話である。
「中身を入れ替えると、全然別のものに変わってしまう」という、”OS”と”アプリケーション”の関係である。

 さっき、何とか、一段落着いた。コレで、今回は”行けそう?”である。
ここからは、サンプルをDPに読み込んで、それにテンポを書き込んでいく作業から始まる。それは、昨夜終わった。


 ふと思う・・・、コレも自分にとっての「楽器」なのだなぁ〜〜〜と。
「鍵盤」時々「ギター・シンセ」という作業になる。基本的に"Edit"中心にしないと、後で、とんでもないことになるので、最初は、「StepRight」出始める。

朝(私の場合、昼)起きると、"G4"を立ち上げる。
その際、「デスクトップの再構築」をし、途中、あまりフリーズするようなら、"SpeedDisk"という、シマンテックのアプリを入れて、「Diskの最適化」(Winで言う所の"デフラグ")をしながら、作業を進める。

私は、基本的に、"Mac"は「フリーズするもの」と思っている。
時には、「P・Ramの初期化」や、固まった時(フリーズ)は、「強制終了」をしながらの作業になる。

 しかし、途中で、"味"を出すために、あえて「Real Timeでの鍵盤」も入れたり・・・・・・ということになるだろう。
 又、散歩しなくなる。ちょっと買い物・・・ということが、生命線になる。
"歩く"という"行為"が作業の効率化と、"アイデア"を生み出す"源泉"になる。


しかし、"演奏"の仕事が無い。"3・11"からこちら、まさに"冬"の季節である。
今年は、年賀状も「明けましておめでとうございます」にはしないことにした。


がんばれ"俺"、がんばれ"みんな"。そして、負けるな「日本」である。