"Variax 500"について

この楽器については、賛否両論あって話題に出しにくい訳で。

・・・でも、まぁ、現実に存在しているわけで、録音で使う分については、多分誰もこの楽器を使っているとは気が付かないかもしれない。

右の写真などは、エピフォンのカジノそのものである。しかも、これらの「モデル」をプログラムする課程で、気の遠くなるような試行錯誤が繰り返されたと言う。

 ”音色”作りの原理は、まず「ピエゾPU」で音をそのまま”回路”に流し込む。
ここからが、「現代エレクトロニクス技術」のなせる技。
一本一本のモデルの音色に近づける作業が繰り返されたはず・・・。

ギタリストの近藤敬三さんに、この楽器を買い込んだ頃報告したところ、「”状態の悪い本物”より音としては余程良い」・・・と言われた。

こちらなんぞは、実存しないモデルで、スティーブ・レイボーンのリップ・スティックPU付きのストラトキャスターを作ってみた。

なるほど、フェンダーのシングルPUに比べて、あの突き抜けるような高音はないが、品のあるリップ・スティックの音がする。