もう止めようか・・・

過去のことに囚われるのは、いやである。


それで、いくつもの人間関係に終止符を打ちながら生きてきた。
しかし、逝ってしまった人間に囚われてこの一年生きてきたように思う。
自分の意思とは関係なく・・・。

いろいろなところで語られている”想い出話”はそれはそれで正しいのだろう。
多数決が決定する部分である。


生き方が違っていたのかもしれない。
人の暗黒部分を露呈しても、誰も喜ばない。
むしろ、そのたびに自分の愚かさに気づかされるばかりである。


栗原のことである。
逝ってしまって、やはり世間が遅すぎた。
”先を行っていた”男である。