"Smoose Jazz”的ハーモナイズ及びバッキング (Ⅱ)

・・・前回は、コードタイプと設定するスケールには触れなかったが、スケールを決めていくと、そこからコードタイプも決まってくる。

今回は、C7(alt)・・・アルタード・スケールと設定したとした場合の、"Smooze"なコードの「バラシ方」であります。

特に、7thタイプのコードでは、複雑な"テンション"の仕様が可能なのだが、サウンドを濁らせずに、面白いスケールを使う場合に、この考え方はありだと思うのです。

 考え方としては、できるだけここのコードを最多でも7thタイプ、出来ればトライアードにする方が、サウンドが"Smoose"になるわけで、真ん中のようにしてみます。
 

・・・上は、マイナーの場合。
 真ん中のようにAm7とBm7に分けると、右側のドリアンのスケールが出てきます。
・・・というか、右のスケールから真ん中のトライアードが出てくる???・・・ということかも。


 決して、左側のようなハーモニック・ディストーションの多い"積み"は避けるようにすると、わかり易いサウンドで、同じスケール設定が導き出される・・・というわけ。
 私的には、すっきりとしたこちらのサウンドが好きです。