”PA”の真似事なんぞを・・・・。

今日は、真木さんのクローズなパーティーだった。
バースデーパーティー

会場常設のカラオケ・セットでやろう・・・と、手伝いを頼まれた。
しかし、記憶からすると、あまり良い音ではなかったと・・・。

そこで、私が、この頃持って歩く小さなPAセットを持っていった。
先日、佐藤竹善さんの講演のときに持っていったものである。


そして、結果・・・・、”ハウリング・ポイント”との戦いで終わった。
ハウリング・ポイント”とは、部屋とか店とか、ホールとか・・・・いわゆる”スペース”には、この”周波数”の音は、共鳴してしまいループし出す・・・という周波数が必ず存在するわけです。


プロの音響屋さん、PAさんは、この対策として、必ずグラフィック・イコライザーパラメトリックイコライザーを持っていく。

残念ながら、私の持っている小さなPAにはそれがついていない。
通常、Mixer→EQ→パワーアンプ→スピーカーという順序でつなぐ。
スピーカーのと特性も、このハウリング・ポイントは違ってくる。



そして、この”ハウリングポイント”となる極めて狭い周波数だけを、1〜3dB下げる。
こうしておくと、どんなに音量を上げても、ハウリングはおきない。

今日は、一日、真木さんの歌を聴きながら、そして、ハウリングと戦いながら・・・。
しかし、いつもギターやコンダクターで行くのとは違って、もしかしたら彼の歌をマジに「聴いた」のは、30年付き合っていて初めてかもしれない。

キャリアに裏付けられた歌のうまさは、時に鳥肌の立つこともあった一日であった・・・・のです。
 特に、演歌のレパートリーは、シビレタ。・・・・うまい・・・です。


炎歌(演歌)・歌謡曲から始まって、OX時代の曲・シャンソン・ビートルズ・ストーンズなどなどまで、範囲は広い。
 私がアレンジした曲も多々出てきて、恥ずかしい反省会・・・でもありました。
やはり、昔の「音創り」はその時々の「音に対する姿勢」が細かい音楽性に現れておりました。良いものはわずかで・・・、ココのところはこうした方が良い、あそこはもっと作りこんでおきたかった・・・等など。

しかし、ココのところ、自分の姿勢について考えている所で、61歳になった「真木ひでと」と言う歌手に再度、ハマりかかった一日でもあります。